さぁ、いよいよ開放弦を使ったかっこいいチューニングにトライしていきましょう。
開放弦を使ってチューニングするときに みんながぶつかる「第一の壁」が「2本の弦をきれいにダブルで弾く」ということですがダブルで弾くのは意外とビギナーには難しいんです。でも。。これにはちょっとしたコツがあります。
今日はそれをご紹介します。
さて、ダブルで弾くときに初心者の皆さんがクリアしなければいけないのは たったこれひとつ:
2本の弦を同じように響かせること。
たったこれだけなんですが、むずかしい。。。
「2本の弦」といっても、「全く同じ弦が2本ではない」ところがミソです。
片方の弦はもう片方より発音しにくいのです。
ダブルで弾く時の皆さんのお困りごとは、たいていの場合、 「ダブルで弾くと音がつぶれて音程がよくわからない」 ですよね。じゃぁ、その原因は何でしょう。理由は?
ところで、
深すぎる弓では「音がつぶれ」
浅すぎる弓では「音がかすれ」ますね。
言い換えてみると、2本の弦に全く同じ重さ(深さ)で弓を準備する(発音のために弓で弦をつかむ)と、片方の弦にはちょうど良くても、もう片方の弦には深すぎだったり、浅すぎだったりすることになってしまうのです。
ですから、2本の弦を同時につかむときは弾こうとする弦それぞれにちょうどいい深さで弓が「ねちっと」ひっつくように弦を弓でつかんでください。
これができたらあとは、すぅ~と横に流れるように弓を動かすだけです。
この動きの説明は
「チューニングするときのボウイング」(その4)とまったく同じです。こちらをご覧ください。
2本の弦をそれぞれの弦にとってちょうどいい感じでつかんだら、すぅ~と写真の②の方向に弓を滑らせます。
きれいなチューニング用の音が 2つ 同時に 同じ響き具合で鳴りましたでしょうか。
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